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玉城組組長の良三は二十数年前に先妻を亡くした為、幼かった娘の涼子を連れその頃常連だったクラブのホステスをして女手一つで娘ゆかりを育てていた由利と子連れ同士の再婚をした。その後、数々の抗争を繰り広げ勢力を拡大し玉城組は関東で一、二を争う組織となったが寄る年波には勝てず、良三は引退を考え始めていた。権力に興味が無い涼子、姉を出し抜いて全てを自分の物にしたいゆかり、実の娘であるゆかりに全ての権力を持たせたい母の由利、虎視眈々と跡目の座を狙う組員達…様々な思惑が渦巻く一族争いが始まるのだった。