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18年前に夫と離婚し、正子は息子の宏彰と二人きりの生活を送っていた。やがて成人した宏彰は、国立大学を卒業。大手ビール会社の営業部に就職した。宏彰が就職して3年…宏彰は社会人としての壁にぶち当たっていた。それは、宏彰が大人に、社会人になれるかどうかの境目だったのだ。「出世してお母さんに認められなければ…」宏彰は頑張ったが一向に結果が出なかった。やがて宏彰の正子に認められたいという欲求は、いつしか正子を異性として愛するという、異常なものに変わっていた…。
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